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「JERA セ・リーグ2026優勝」共同記者会見
2026年10月04日 更新

3日(土)、JERA セ・リーグ2026の優勝が決定し、藤川球児監督、村上頌樹選手、坂本誠志郎選手、佐藤輝明選手、森下翔太選手、髙橋遥人選手が共同記者会見を行いました。

以下、会見より

藤川球児監督

―(2リーグ制以降)球団初の2年連続のセ・リーグ優勝。今の胸の内を聞かせてください。

まだ夢なんじゃないかと思いますね。

―信じられないという思いですか。

1回もなかったことで、それを追いかけ続けた今シーズンでしたから。終わったのかなという、まだ信じられないというところですね。

―昨年は史上最速の優勝。今年はシーズン終盤での優勝。昨年と今年、優勝の味わいというのはどういうふうに感じていますか。

やるべきことは昨年の就任から変わらず、選手たちの成長を見て、選手たちを守り、選手たちの成績を伸ばし、チームの勝利につなげるというところで、昨年が史上最速での優勝。今シーズンは同じことをやってみて、それが正解だったか間違いだったかというところにトライしました。でも、2年目になると他球団も攻略をしてくるわけで、同じ戦い方は2度通用しないというところが多々出てきました。そういった意味で非常に苦労はしましたけれど、それでも変えずにやり続けていました。

―9月に7連敗がありました。その時の心境、選手やコーチに掛けた声を教えてください。

9月の7連敗ですか。あそこは雨で中止もあった。私の監督室には暦が常にあるんですけれど、そこで7連敗をして休養になったんですね。休みの日が入った時に全部予定を消しまして、「お盆休み」と書きました。そして次の対戦カードから新たに私個人ではありますけど、そこからみんな気持ちを入れ替えて。そういうところでした。昨年も交流戦の時に6連敗かな? そこは「梅雨休み」と書きました。私は投手出身ですもので、打者は天候によって、打線は水ものと言いますけれど、一瞬でも調子の波が出てしまうということをよく理解しました。また今シーズンになりましたけど、やっぱり選手たちの持っている地力がその後やり返したというか、逆境に強いところを随所で見せてくれましたね。

―連覇の要因はそういうところにありましたか?監督が考える最大の連覇の要因は。

我慢でしょうね。戦力がある、勝って当たり前と言われる中で、そんなはずはないし、そんな甘くはないけれども、その言葉のヤリをみんなで受け止めず、自分たちのやるべきことを貫く。梵事徹底、没頭すると。そういうところを就任してから、特に佐藤ですね。佐藤がそれをやってくれました。その形が変わらず、みんながそれにどんどん乗ってきたという点では本当に誇らしく思います。

―1位タイガース、2位ジャイアンツというのは史上初。巨人に勝って優勝という思いはいかがでしょうか。

監督を引き受けた時にまずはリーグ優勝を当然狙うんですが、これまでの先輩方、タイガースの監督の、甲子園歴史館にもそういうのがありますけれど、どういう思いで監督を引き受けてきたのかの理由を歴史で追ったところ、巨人にだけは絶対負けてはいけないというものがあると。それは阪神と巨人、西と東、文化の勝負でもあるというところを謳われた先輩方の履歴がありましたので、とにかくそこに則って、私の自我ではなく、阪神タイガースの監督としての誇りを持ってこの役割を全うしようと思ってやってきました。そうしたら結果がこうなった。先輩方がいてくれたおかげだと思います。

―今季はキャンプで石井投手が離脱。その中で若いリリーフ陣、特に木下、工藤投手らが台頭してきました。監督の目にどのように映っていたでしょうか。

彼らは実績もほとんどなかったけれど、昨年私が就任した時に、1年目に早い段階できっかけを与えて、それを磨き直す経験をさせました。経験せずにそのままファームで現役生活を1、2年と送ると、なかなか芽が出づらい。私自身も入団した時に、2年目で開幕一軍というチャンスを野村監督にいただきました。その時は僕がプロなんだろうと思いましたが、そうではなくて、それが6年、7年かかって芽が出ました。きっかけを与えてあげないと選手は伸びてこないということを実感していましたので、昨年まいた種に水をやり、ファームで餌を与え、いろんなところで教育していただき、間に合いましたね。

―今、同じ壇上にいる髙橋投手は怪我で苦しんだシーズンも多かったですが、今年は素晴らしい活躍でした。それについてはいかがでしょうか。

髙橋は、ローテーションでどういうふうに回せば1年間持つのかというのは、昨年のオールスター後に復帰する目処がもともと立っておりました。そこで中9、10日で半シーズン回して今シーズンに全勢力をというところで、髙橋がそこに乗ってくれたのがあります。髙橋のここまでの活躍は皆さんご存知の通りですけども、髙橋をいろんなパターンで回せたのも、村上と才木がすでに中6日で回ってくれていたから。髙橋を支えるエース2人の活躍がなければ、髙橋を中心に回すことはできなかったし、ただ髙橋の勝負強さは素晴らしかったですね。

―野手でも主力の怪我がありました。その中でも、隣にいらっしゃる選手たちが非常にハイレベルなタイトル争いを繰り広げています。攻撃陣に関しては。

攻撃のところは全く口出しをしたことはなく、とにかく選手を守ることに集中しました。もちろん野球界のことも考えていますが、これだけ素晴らしい選手、タイガース・タイガースファンの誇りである財産ですから、その選手たちを守るという一心でグラウンドに立って相手と勝負をしていました。選手が応えてくれて、素晴らしい数字を残してくれたので本当に嬉しいです。

―昨年成し得なかった日本一の挑戦がこれから始まります。そこへの思いはいかがですか。

全く考えてません。そんな余裕もないですね。ペナントレースは本当に難しいです。そしてそれが最も価値があると思います。今年、さらに思いました。選手たちの活躍があって、選手たちの我慢があって、選手たちのこれまでの成長があっての今ですから、とにかく今日は選手たちと一緒に喜びたいです。スタッフの皆さん、コーチの皆さんにも苦労をかけました。コーチ経験もない2年目の監督ですから。本当に支えてもらいました。労をねぎらう会をこの後ビールかけで楽しみたいと思います。

―選手、コーチやスタッフ。祝勝会ではどんな言葉をかけようかと考えていますか。

眠たいらしいです、選手は。選手は優勝に慣れているかもしれませんけど、そんな簡単にいきませんからね。でも、この後、分かち合いたいです。素晴らしかった。

村上頌樹選手

―連覇、今の気持ちは。

プレッシャーの中、戦力もあると言われている中、優勝できたので、皆さん本当にホッとしているんじゃないかなとは思います。

―どんな思いでシーズンを過ごしましたか。

開幕投手に選んでいただいたので、絶対に1年間ローテーションを守り続けるという、強い意志を持って自分は臨んでいました。

―開幕投手、要所での先発、藤川監督の期待を感じていたと思いますが。

そういうところに選んでもらえるということは、本当に光栄なことですし、選んでもらった以上は絶対にいいピッチングをして返したいという風に思っていました。上手くいった時もありますが、いかなかった時もあるので、またそれは来年、これからのシリーズに向けてしっかりピッチングしていきたいなという風に思っています。

―エースらしい投球ができた要因は。

それはキャッチャーの誠志郎さんが上手く本当に引き出してくれたと思いますし、自分が調子良くない時も上手くどうしたら抑えられるかっていうのを考えてもらってたので。自分一人ではなく、誠志郎さんであったりとか、野手の皆さんに助けてもらったなという風には思います。

―先発陣の防御率は今年もトップ。先発投手の安定感をどう感じていますか。

先発陣もそうですし、リリーフ陣も本当に強力なピッチャー陣がいるので、自分たち先発陣は後ろに繋いでいく、一人でも多くアウトを取っていくっていう意識でやっていたのが、いい結果に繋がったのかなという風には思います。

―髙橋投手の活躍はどう見ていた。

いや、もう投げればすごいピッチャーというのは分かっていたので、自分もどれだけ成績が出るのかっていうのは本当に楽しみにしてましたし、これだけ一人で貯金を作っていただいたので、本当に感謝っていうところはあるので、本当に助かっています。

―ビールかけの発声は。

いや、まだ考え中なので。皆さんと一緒に分かち合えるように、またこれから考えたいと思います。

坂本誠志郎選手

―キャプテンという重責を全うした中での優勝をどう感じていますか。

まずはほっとしています。キャプテンとしての仕事はあまりできてないというか、何もしてないぐらいで。本当に周りのみんなに恵まれて、その中の優勝したチームのキャプテンとしていさせていただける、本当にみんなに感謝の思いです。

―連覇はどういう風に感じていますか。

初めてっていうのはすごく光栄なことだと思いますし、でも連覇したいと思ってシーズン臨みましたけど、もうシーズンに入ると、目の前の試合にとにかく勝つこと、どうやったら勝てるか、打てるか、抑えられるか、もうそれだけに集中していたので。その一つ一つの積み重ねが連覇というところで、考えていましたので。今こういう風に達成してみて、これから周りの皆さんに、反響であったり、そういう部分で感じられると思うので。それを自分が感じられるようになった時に、しっかり味わいたいなと思います。

―キャプテンとしてのシーズン、どんな思いが強かった。

キャプテンという役割をいただきましたが、何か特別なことをしないといけないという感覚は本当に無かったですし。それぞれが自分のやるべきこと、やらないといけないことを理解しているチームだと思っていましたので、みんなに何かこう歪みが生じたり、同じ方向を向いてないとか、そういう風になった時に、それを繋ぎ止めるのが僕の役割だと思っていたので。僕が何かをした、ということも無いと思いますし。本当にみんなに感謝しかないです。

―9月の7連敗での声掛けなどはありましたか。

みんなに少しやるべきこと、やるしかないよっていう話はさせていただきましたけど。実際に少しミーティングをして、その時は監督も少し話していただいたんですけども。僕はやるべきことをやろうと。監督も自分のキャリア、自分のやろうとしていることを全うすることがチームにとって繋がっていくから、という話をしていただいて。その日の試合、実際に勝ち負けで言ったら負けてしまったんですけど、ベンチの中の雰囲気であったり、選手一人一人の試合での姿勢というのは、少しずつ変わりつつあるんじゃないかなっていうのは思っていたので。勝ちという結果を手にできるのは、もう近いんじゃないかなっていうのは感じていたので、その時に「あ、もう大丈夫かな」っていう風に感じられていたので、その時は話して良かったかなと思いました。

―チームがまとまった感覚があった。

そうですね。まとまったというか、やっぱり1つ勝つっていうのがどれだけ難しいことかっていうのをみんなも感じたと思いますし。勝った時に1つ勝つというのが大変で、どれだけ嬉しいことかっていうのを感じたと思うので、それがやっぱり感じた時にまた1つチームとしても強くなった気もしましたし、次に向けてもまた同じ気持ちを持って、同じ方向を向いてやっていけるという風に、このチームの強みになったんじゃないかなと思います。

―捕手として見た投手陣は。

投げる球がすごいのは、もう皆さん見ての通りだと思うので。キャッチャーの責任が大きくなるのはプレッシャーではありましたけど、そういうプレッシャーの中で野球ができる、優勝争いができるっていうのは幸せなことだと思いますし。そこにやりがいを感じてやれるというのがプロである証だと思うので。そこに逃げずに向き合いたいと思っていましたし、伏見さんも今年から来ていただいて、いろんな刺激ももらいながら、お互い助け合いながら、ベンチの皆さんもサポートしていただいて。本当に僕1人ではなし得なかったんじゃないかと。皆さんの力があってこの結果を得ることができたので、僕個人としても大きな経験、また1つ財産にできたと思いますし。チームにとっても1つ財産を残せたので、嬉しかったですね。

―ポストシーズン、日本一への思いは。

昨年悔しい思いをしましたし、やっぱりやり残したことはみんなあるのは分かっていると思うので。そこに向けて1つ1つやっていくことだと思いますし、まだレギュラーシーズンも残っているので、その中でそれぞれができること、それぞれが目標にしていること、そしてチームの目標を新しいところに向けて、また再出発して、良い形でシーズンを終わって、ポストシーズンに入らないといけないと思うので。今日この後は楽しみますけど、またみんなで同じ方向に向いてという形を変えずにやっていけたらいいなと思います。

佐藤輝明選手

―4番としてチームを引っ張った。今年の優勝の味はどう感じている。

いろんなことありましたけど、今日優勝できて、本当にホッとしています。それだけです。

―連覇をかけて戦うシーズン。どんな思いで今シーズンをスタートさせた。

さっき誠志郎さんもね、監督が言ってたと言ってましたけど。しっかり自分のキャリアを全うする、自分の結果に集中するっていうかね。するべきことに集中していれば、それがチームのためになるっていうか。昨年以上にそういう気持ちで今年はやっていましたね。

―今シーズン波も少なく打率も非常に高かった。その要因は。

昨年いい結果が出て、ある程度、準備の仕方というか。今シーズンもずっと取材とかインタビューで準備、準備って、自分も言ってきんですけど。その準備の仕方が昨年、ある程度わかったので、その経験が今年はさらに生きたんじゃないかなと思います。

―森下の活躍はどんなものだったでしょうか。

いやもう、本当に刺激になりますよ。負けたくないっていう気持ちも僕ももちろんあるので。本当に刺激になりましたね。

―いい相乗効果というような感じだったんでしょうか。

はい、僕はそう感じています。

―三冠王への期待も非常に高まっている。

あと4試合とりあえずまだ残っていますけど。やるべきことをやれば、結果はついてくるんじゃないかなと思っています。

―このあとビールかけはどんなふうに楽しみたい。

みんなで楽しみたいなと思います。

森下翔太選手

―連覇の率直な思いは。

うれしいのと、ホッとしたのと、タフなゲームが続いたなっていう。そういう思いが今は強いです。

―本塁打はキャリアハイ。手応えは。

オフシーズンに自分はやるべきことを明確にしてシーズンに入るっていうところを常に毎年意識しながらやってるんですけど、そういう意味ではキャリアハイという数字はすごく一つの次のステップに対するいい目標になりましたし、やっぱり、さっきも(佐藤)輝さんからあったように、自分も輝さんにすごく刺激をもらいながらプレーもしていたので、そこのおかげというのも一つあるかなと思います。

―今年のタイガースの強さをどう感じていますか。

自分が結果を残せているのも、輝さんだったり、大山さんがいたり、その他に打線を引っ張ってくれる人がいて、ピッチャー陣も安定してくれている。本当に出ている選手が活躍して、裏でブルペンだったり、ベンチにいる先輩方が準備をしてくれているおかげで、タフなゲームも勝てたのかなと思います。本当に結果を残している人たちはすごいですけど、チーム一丸となって取れたというのがうれしいですし、そういう今年の試合だったかなと思います。

―日本一への思いは。

やっぱりやるからには日本一を目指したいなと思いますし、取れるっていう自信もあるので、そこの打線を自分が引っ張っていけたらなと思います。

髙橋遥人選手

―今の思いは。

少しでも貢献できてよかったなという気持ちです。

―初めて1年間ローテを守り続けました。

今まで投げたことない試合数、イニングを投げられて嬉しい気持ちと、それは頌樹(村上)とか才木とか中継ぎのみんなのおかげで、1年間休みながらも走りきれた気持ちもあるので、みんなのおかげかなと思います。

―勝ち星が16、多くの貯金を作った要因は。

さっき言ったとおり、(登板の)間も取っていただいて、僕の代わりに先発してくれたみんなとリードを守ってくれた中継ぎの人と、いつも援護してくれる野手の方のおかげかなというのと、これまで投げれない期間がずっと続いていたのですが、その間もトレーナーさんと医学療法士の方がずっとケアをしてくれていたので、それがすごく大きかったかなと思います。

―ポストシーズンに向けて。

少しでも勝つ確率を上げられるピッチングができるように頑張っていきたいと思います。