横浜DeNAベイスターズ
4.25(TUE)26(WED)27(THU)
阪神甲子園球場
巨人に敵地で勝ち越しに成功した阪神は、甲子園で25日からDeNAを迎え撃つ。
前回の横浜での対戦(4月12、13日)では2連勝を飾っており、今回の本拠地3連戦もきっちりたたいておきたいところ。
相手先発はドラフト1位の濱口、今永、井納が濃厚。この3人で先発を回した4月18~20日の広島戦(マツダ)では、2勝1敗と勝ち越しているだけに警戒が必要だ。
初物となる濱口には、対策をしっかり立てて臨みたい。開幕から3試合に登板し、1勝0敗、防御率1・65の安定した成績を残している。神奈川大出身で、ラミレス監督が「野球センスがある」と高く評価する本格派左腕。MAX151キロのストレートとチェンジアップが武器だが、制球はややアバウトだ。
前回登板の18日の広島戦では5回1失点ながら、5四球を与えて、投球数124球で降板した。攻略するにはボール球に手を出さないこと。その点、阪神打線は福留、糸井がリーグトップタイの15四球を誇るなど選球眼がい選手が多いだけに期待できる。
今永は前回対決の12日には5回8得点でKOしたが、19日の広島戦では1安打のプロ初完封をマークしており、上り調子でリベンジに向かってくる。返り討ちにするためにも、前回対戦でホームランを放った原口にチャンスで打席を回したい。3戦目の井納は前回対決では7回を1失点に抑えられた。パワー系の投手で調子に乗せると打つのが難しくなるだけに、序盤から甘く入ったストレートを一発で仕留めたいところ。
DeNA打線で気をつけなければいけないのは、やはり筒香だ。WBC日本代表の4番打者は開幕20試合でいまだノーアーチだが、寝た子を起こすことのないよう、バッテリーは細心の注意が必要となる。ただし、警戒しすぎて歩かせるのも避けたい。5番のロペスは現在11試合連続安打中で、DeNA打線で最も調子がいい。だが、6番の倉本以降は当たりが出ておらず、要所さえ締めれば、勝利のチャンスは大きく跳ね上がるはずだ。
この3連戦ではインフルエンザで16日に登録を抹消された藤浪が、先発で復帰する予定。桑原、マテオ、ドリスの勝利の方程式が登板過多となっているだけに、若きエースにはリリーフ陣を休ませるような快投を求めたい。打線では、巨人3連戦で3試合連続の先制打を放った4番・福留の存在が頼もしい。濱口、今永の左腕相手に成長著しい中谷のバットもカギを握りそうだ。
首位の広島まで、わずが1・5ゲーム差。昨季も15勝9敗1分と相性のいいDeNAから白星を重ねて、さらなる上昇気流に乗っていきたい。