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2010-現在 2024年
綱島理友のユニフォーム物語
チャンピオンユニフォーム

チャンピオンユニフォーム

 2024年、京セラドーム大阪での開幕3連戦で、前年に38年ぶりの日本シリーズ制覇を果たした阪神タイガースは、チャンピオンユニフォームを着用した。胸の「Tigers」ロゴや背番号、帽子のツバ、袖章の虎も全て金でデザイン。勝者だけに許されるきらびやかな装い。日本一の王者としての威厳を表現したゴールド・ユニフォームである。

 年明けの1月に甲子園球場で記者発表が行われた。

 モデル役は選手会長の中野拓夢選手、そして伊藤将司選手。

 「見たことのない色で、金色はチャンピオンになった実感がある」と語ったのは中野選手。伊藤選手も「ゴールドですごく格好いい。一からスタートするので、また優勝できるように」と決意を述べた。

 チャンピオンユニフォームは20世紀前半にワールドシリーズを制覇したいくつかのチームが制作し、年間を通して着用したが、やがて廃れた。連覇できなかったからだ。

 しかし2004年に86年ぶりにワールドシリーズ制覇を果たしたボストン・レッドソックスが翌05年の本拠地開幕戦のチャンピオンフラッグ掲揚とチャンピオンリング贈呈の式典で喜びのあまり製作。これが最近のブームの始まりとなった。しかしこのときは式典のみで試合での着用はなかった。

 試合で着用したのは06年優勝のセントルイス・カージナルスから。07年の本拠地開幕戦で着用し、その後、恒例となった(09年ニューヨーク・ヤンキースを除く)。

 日本でチャンピオンユニフォームを導入した第一号は2022年のオリックス・バファローズ。前年、日本一は逃したが、パ・リーグ優勝を記念し開幕シリーズで着用した。

 タイガースのチャンピオンユニフォームはセントラル・リーグのチームとしては初となった。

Family with Tigers

Family with Tigers

 開催3度目の「Family with Tigers Day」。2024年の限定ユニフォームのメインカラーは水色。「どんなときも広い心で受け止めてくれる家族」を、開放感のある空や海などのイメージとあわせて採用された。

 温かい家族のイメージを表現するため、ユニフォームの胸文字には、あえて手作り感のあるステンシル風の書体を採用。「手作り感」「温かい家族のイメージ」を表現している。

 例年通り、イベント終了後、ユニフォームなどには選手たちが直筆サイン。チャリティオークションに出品され、収益は支援団体に寄付された。

ウル虎の夏2024

ウル虎の夏2024

 2024年は甲子園球場開場100周年。「ウル虎の夏」企画のユニフォームには、2014年以来の「甲子園グリーン」をメインカラーにしたデザインが採用された。

 球場の外壁を飾るツタ、グランドの芝、甲子園球場から連想される色と言えばグリーンだ。

 2024年バージョンはボディ部分がダークグリーン、袖部分にはライトグリーンを使用して、濃淡をつけた。脇・袖・襟に入っている黄色い模様は100周年の時の経過を表す「100」と無限大の「∞」を掛け合わせたデザイン。

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