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2010-現在 2023年
綱島理友のユニフォーム物語
伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~

伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~

 「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」は、前年に引き続き、両チームがはじめてリーグの王者をかけて戦った、戦前の1936年がテーマとなった。

 前回はタイガースがグレーで、ジャイアンツが白のユニフォームを着用したが、今回はそれを入れ替えて、タイガースは白の初代縦縞を復刻した。

 36年に着用していた初代縦縞はストライプの色が薄かったのだが、それもしっかりと再現されていた。帽子は本体がユニフォームと同じ薄い縞の生地で作られ、ツバは白、マークなしのシンプルなデザインだったが、これは現在の視点で見ると、違和感があるため、ツバは黒にして、黒に黄色の縁取りのある「O」マークを装着した。ヘルメットは前年同様「O」マークをつけた黒一色のものが使用された。

 前年の「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」では東京ドームで3連敗した後、甲子園は2勝1敗と勝ち越したが、少し分が悪かった。しかし23年は5月26日からの甲子園で3連勝、8月8日からの東京ドームでも3連勝と圧倒し、この年の優勝に弾みをつけた。

ウル虎の夏2023

ウル虎の夏2023

 2023年の「ウル虎の夏」の企画ユニフォームは近未来型のデザインが採用された。白い円に囲まれた背番号はデジタル書体。チームカラーの黄色と黒を多用した不規則な模様は、ロボットスーツのような雰囲気に仕上がっていた。

 この年の注目は、タイガースが勝利した試合終了後の「みんなで六甲おろし」。これまでにない演出が用意されていた。LEDを駆使したテクノロジーで注目を集める「MPLUSPLUS(エムプラスプラス)」がイベントをサプライズ演出。勝利の瞬間、長さ6.8メートルのLEDが夜空に舞い上がり、「六甲おろし」の歌詞を表示。球場全体が驚きと興奮に包まれた。

Family with Tigers

Family with Tigers

 コロナ禍が少し落ちついた感じになった2023年。5月8日に、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけも「5類」に移行した。日常生活は少しずつ元に戻り始めたが、阪神タイガースと選手会は「Family with Tigers Day」イベントを23年も引き続き開催した。今回のテーマカラーは「平穏や安らぎを意味するグリーン」。

 特別ユニフォームの胸マークや背番号はグリーンとなり、右胸には四葉のクローバーをモチーフにデザインしたイベント・ロゴも装着された。帽子は本体がグリーンでツバが黄色の仕様。

 イベントは6月に2日間、8月にも3日間行われた。

 8月のイベントは別の意味で忘れられないタイガースファンは多いかもしれない。

 タイガースは8月に入って3日から連勝を開始した。そして8日に4連勝で乗り込んだのが東京ドーム。ここで「伝統の一戦~THE CLASSIC SERIES ~」が行われ3連勝。合計7連勝だ。

 さらに甲子園に戻って11日から「Family with Tigers Day」を3日間開催。なんとこれも破竹の3連勝を飾り、合計10連勝。

 ユニフォームを目まぐるしく変えながら、暑い夏を勝ち続け、優勝へ驀進した。

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