- 岡田監督2006年シーズン総括記者会見
- 6年10月17日 更新
16日セ・リーグ公式戦最終戦(神宮)試合前、岡田監督が今シーズンをふり返って記者会見をおこないました。
■岡田監督記者会見内容
― 2位ですが2年連続80勝を上回った(今季84勝)。
とにかく連覇を目標に戦ってきたが達成できなかった。最後の頑張りで追い上げたことは評価できますが、最終的に2位に終わってしまったことは、勝ち星の結果ではなく、悔いが残るシーズンだったと思います。
― 最後の追い上げは素晴らしかった。
昨年との比較では、選手の成績の比較や、また故障者が出る中でもあったが、ある程度優勝争いができるチームになったと思います。新しい戦力はあまり出てこなかったけれど、シーズン途中で主力がケガで抜けても優勝争いをしたように、全体的にそれだけの力がついたというのはある。チームに地力がないと、あそこまで(中日を)追い込めないと思う。あきらめない、146試合目まで戦っていくという姿勢があった。これはこの後、絶対にプラスになること。評価したい。
― 中日は来シーズンもライバルになりそう。
1年振り返って敗因は何かと言われたら、やっぱり中日戦に特にナゴヤドームでなかなか勝てなかったということ。ライバル?中日が優勝チームですから、当然です。来シーズンはプレーオフ導入とか、ペナントレースも変わるが、優勝できなかったという気持ちを持って、自分もコーチも選手も、またいい目標ができたわけだし。もう1回、V奪回に向かっていかなければならないと思います。
― 打撃陣については。
濱中はずっとケガで戦力にならなかったが、ようやく思ったとおりに活躍してくれた。やはり今岡が長くチームを離れたことが大きい。今シーズンのチーム打点、得点が昨年と比べて100点くらい少ないが、それはそのまま今岡がいない分、その通りの数字になっている。打つほうは心配していない。投げるほうを今年中に投げられるようにして、2月の春季キャンプにはスローイングも含め万全な体調で迎えてほしい。それを埋めたのが関本であったが、トータル的にカバーできるチームにはなったと思う。
― 投手陣については。
JFKについては、ジェフ(ウィリアムス)についてはある程度は頭にあったが、考えていたカバーがうまくいかない部分も。ただ久保田の離脱のほうが大きかった。3人がうまく機能しなかったので、先発でよかった江草や安藤を後ろに回さざるを得なかった。先発は1年間固定したいというのが理想。そういう意味でも、後ろのJFK3人に機能してほしい。
― ベテランが多い野手陣の世代交代は。
徐々にやっていければいい。矢野に関しては当然、後釜は考えていかないといけない。金本についてはフルイニングの記録もあり、別格なので。本人と話し合いながら、何かあった時に穴を埋められるようにするのはこちらの仕事なので。
― 来シーズンへ向けて。
中日と最大9ゲームの差があったけれど、その時は数字というのは考えずに、選手も残り試合を1つでも多く勝っていくことだけで、その積み重ねが追い上げになった。目の前の1試合を積み重ねることというのは、コーチ・選手も同じ気持ちでした。選手たちも自信になっただろうし、今シーズンの経験を来年につなげていきたい。
来シーズンも、こういった強い気持ちを持ち続けて、1年間戦いたいと思います。
■岡田監督記者会見内容
― 2位ですが2年連続80勝を上回った(今季84勝)。
とにかく連覇を目標に戦ってきたが達成できなかった。最後の頑張りで追い上げたことは評価できますが、最終的に2位に終わってしまったことは、勝ち星の結果ではなく、悔いが残るシーズンだったと思います。
― 最後の追い上げは素晴らしかった。
昨年との比較では、選手の成績の比較や、また故障者が出る中でもあったが、ある程度優勝争いができるチームになったと思います。新しい戦力はあまり出てこなかったけれど、シーズン途中で主力がケガで抜けても優勝争いをしたように、全体的にそれだけの力がついたというのはある。チームに地力がないと、あそこまで(中日を)追い込めないと思う。あきらめない、146試合目まで戦っていくという姿勢があった。これはこの後、絶対にプラスになること。評価したい。
― 中日は来シーズンもライバルになりそう。
1年振り返って敗因は何かと言われたら、やっぱり中日戦に特にナゴヤドームでなかなか勝てなかったということ。ライバル?中日が優勝チームですから、当然です。来シーズンはプレーオフ導入とか、ペナントレースも変わるが、優勝できなかったという気持ちを持って、自分もコーチも選手も、またいい目標ができたわけだし。もう1回、V奪回に向かっていかなければならないと思います。
― 打撃陣については。
濱中はずっとケガで戦力にならなかったが、ようやく思ったとおりに活躍してくれた。やはり今岡が長くチームを離れたことが大きい。今シーズンのチーム打点、得点が昨年と比べて100点くらい少ないが、それはそのまま今岡がいない分、その通りの数字になっている。打つほうは心配していない。投げるほうを今年中に投げられるようにして、2月の春季キャンプにはスローイングも含め万全な体調で迎えてほしい。それを埋めたのが関本であったが、トータル的にカバーできるチームにはなったと思う。
― 投手陣については。
JFKについては、ジェフ(ウィリアムス)についてはある程度は頭にあったが、考えていたカバーがうまくいかない部分も。ただ久保田の離脱のほうが大きかった。3人がうまく機能しなかったので、先発でよかった江草や安藤を後ろに回さざるを得なかった。先発は1年間固定したいというのが理想。そういう意味でも、後ろのJFK3人に機能してほしい。
― ベテランが多い野手陣の世代交代は。
徐々にやっていければいい。矢野に関しては当然、後釜は考えていかないといけない。金本についてはフルイニングの記録もあり、別格なので。本人と話し合いながら、何かあった時に穴を埋められるようにするのはこちらの仕事なので。
― 来シーズンへ向けて。
中日と最大9ゲームの差があったけれど、その時は数字というのは考えずに、選手も残り試合を1つでも多く勝っていくことだけで、その積み重ねが追い上げになった。目の前の1試合を積み重ねることというのは、コーチ・選手も同じ気持ちでした。選手たちも自信になっただろうし、今シーズンの経験を来年につなげていきたい。
来シーズンも、こういった強い気持ちを持ち続けて、1年間戦いたいと思います。