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片岡選手15年間お疲れさまでした。
6年10月12日 更新
12日、阪神甲子園球場での今季本拠地最終戦(対中日戦)試合終了後、先日引退を表明いたしました片岡篤史選手の引退セレモニーがおこなわれました。また片岡選手はこの日の試合に6番サードで先発フル出場し、3打数2安打1四球でした。5回裏、1アウト二塁の場面ではセンター前にタイムリーを放ち、また7回裏にはレフトを守る中日ドラゴンズ立浪選手の頭上を越える二塁打で、スタンドのファンを沸かせました。


セレモニーでは両チームの選手から花束贈呈があり、中日ドラゴンズからは井上一樹選手、福留孝介選手、立浪和義選手が、阪神タイガースからは赤星選手、下柳選手、今岡選手が、片岡選手にそれぞれ言葉をかけながら花束を渡しました。そして片岡選手の2人のお子さんからも花束贈呈がありました。つづいてファンの皆さんへのスピーチ、球場一周、タイガースの選手と、また試合後ベンチに残ってくれていたドラゴンズの選手ともかたく握手を交わし、そして最後に、阪神タイガースの選手に中日ドラゴンズの選手も加わり、サードベースの横で胴上げがおこなわれました。
片岡選手、15年間本当にお疲れさまでした。




■セレモニーでの片岡選手のスピーチ
最初に、このような自分にこのような場を与えてくださった監督、コーチ、選手、中日球団の皆様、そして最後まで残ってくださった阪神ファンの皆様、本当にありがとうございました。
日本ハムで10年、阪神タイガースで5年、日本ハムでは土橋監督、大沢監督に使っていただき、野球人としての土台を作ることができました。タイガースに来てから思うように成績が残せず、何度も泣きながら・・・(言葉につまる) 球場をあとにしたこともありました。高校時代に教わった気合と根性を前面に出して戦ってきましたが、 もう限界です。
夢に見た甲子園で、8歳から始まった自分の野球人生を、この夢の舞台で、そしてこれだけのお客さんの前で終わることができた自分は幸せです。
自分を生んでくれた両親、支えてくれた家族、素晴らしい先輩、素晴らしい友。
素晴らしい人生を与えてくれた野球に感謝します。

15年間本当にありがとうございました。