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虎投崩壊!後味悪い黒星

投手陣が総崩れ状態となって、今シリーズ活発だった打線の援護を台無しにしてしまった。

初回から両チームがチャンスを作りあう。DeNA先発・須田に対する猛虎打線は無死1・2塁からマートン・ゴメスが連続適時安打。更に福留の中犠飛で効率良く3点を先取した。

「打ったのはスライダー。昨日に引き続き、初回のチャンスで先制することが出来て良かったよ」。先制打のマット・マートン外野手が言えば、右へ適時安打を放ったマウロ・ゴメス内野手は「久々のヒットがタイムリーになって良かった」と笑顔。「最低限の仕事は出来た」・・・福留孝介外野手もクリーンアップの打点揃い踏みに安堵のコメントだ。

阪神先発は、サウスポー岩貞が今季初登板だが、立ち上がりから不安定。いきなり連打で一死1・2塁とされて主砲 筒香を迎える。ここは遊ゴロに仕留めるも、併殺を狙ったセカンド上本の一塁悪送球で1点を許した。2回裏の一死満塁は遊ゴロ併殺で逃げるが、3回につかまる。

初回の走塁時に足を痛めた筒香に代わって4番を打つ下園の適時二塁打で1点差に迫られ、尚も一死1・3塁となるや、阪神ベンチは岩貞を諦め桑原へスイッチするが、井手に右中間同点二塁打を浴びて暴投と嶺井の適時安打であっという間に5対3とひっくり返された。

先発・岩貞祐太投手は、2回1/3(58球)5安打0三振4四死球4失点。「力んだ訳では無いが・・・3点の援護をもらいながら、それを守り切れず降板していしまいチームに申し訳ない」と頭を下げている。指揮官も、「あれだけストライクが入らないとちょっと苦しいかな」と苦言を呈した。

体調不良の呉 昇桓はこの日もブルペン待機無しの阪神。5回には3番手・榎田が1番 石川の適時三塁打やスクイズ(榎田の野選&失策)で更に2点を献上。阪神も7回表 代打・伊藤隼が右へ2号2点本塁打を放ち2点差に迫るが、8回に松田が井手にセンター右を破る適時二塁打を浴びて再び点差が広がった。

9回表 DeNA守護神 ルーキー山崎康が先頭6番 上本のヘルメットを直撃する死球を投げて、危険球退場。両軍入り乱れる中、激昂した和田監督が中畑監督と激しく応酬する場面もあって不穏な空気が漂う。(左側頭部に死球を受けた上本博紀内野手は検査の結果、異常はなかった模様)

このあと急遽登板した田中が一死後 連続四球で満塁としたところで、DeNAは国吉を送り出す。鳥谷が押し出し四球を選んで1点を返すが、代打・大和は良い当たりの三直、マートンも空振り三振に倒れて8対6で乱戦にピリオドが打たれた。

「(岩貞は)ストライク取るのに四苦八苦していた。2番手以降も一緒やけどな」 。投手陣崩壊に中西清起投手コーチの機嫌は最悪だ。

試合直後、DeNA 中畑監督と川村投手コーチが阪神サイドに危険球を謝罪。和田 豊監督は「もう、終わった事や」と応じている。「あと一本だったけどな。その過程で防げる点はあった。1点ビハインド(くらい)なら仕方ないけど、想定外に点を取られた。(ただ、打線が活発になって)少しずつチームが動き出しているから、悪い状態で交流戦に入る訳では無い。また、新鮮な気持ちで戦う」。
キャプテン 鳥谷 敬内野手も、「今日は負けたけど(一気に連勝で借金を返すと言うより)一つ一つ」しっかり戦う事を誓って、帰路についた。