7/7(火)~7/9(木)は倉敷マスカットスタジアム・阪神甲子園球場にドラゴンズを迎えての3連戦。気になるドラゴンズ戦の見どころを注目データとともにお届けします!
ドラゴンズとの前回対戦は5月15~17日にかけて、敵地・ナゴヤドームで行われた。
初戦はサンティアゴが来日初登板初先発のマウンドで、7回を1失点に抑える好投を見せる。序盤は相手先発・小熊を攻めあぐねた打線も、8回に西岡の適時二塁打で同点に追いつくと、なおも続く好機でマートンが会心の決勝打を放つ。鮮やかな逆転劇でサンティアゴに来日初勝利をプレゼントした。
2戦目はタイガース・能見、ドラゴンズ・大野によるリーグ屈指の左腕対決となる。当初の予想通り、両者一歩も譲らぬ投手戦を繰り広げた。結果は惜敗に終わったが救援陣も踏ん張り、タイガースの投手力を見せることができた試合となった。
3戦目は劣勢の中、ゴメスが猛打賞の活躍。9回にはドラゴンズの守護神・福谷から本塁打を放つなど、打線の中で1人気を吐いた。4番の諦めない姿勢はチームを鼓舞し続けている。
ドラゴンズに対しては過去2年連続で勝ち越しており、今季もここまで7勝5敗。このまま優勢を保っていきたいところだ。
投手力に優れるドラゴンズとの試合は接戦が予想される。いかに早く投手を援護できるかがポイントになるだろう。そこで期待される存在が、一気に状態を上げてきた上本博紀だ。6月以降は選手会長のバットから貴重なヒットが生まれ続けている。
開幕からしばらくは2番を任されていたが、打撃不振に陥ると1番を初めとして打順を転々とした。なかなか波に乗ることができずにいたが、ここにきて本来の姿を取り戻している。特に試合を左右するようなチャンスの場面で貴重な一打が目立つ。今季通算でも3割を超える得点圏打率を誇っているが、6月に限っては5割越えと圧倒的な勝負強さを示した。チームリーダーの好調はタイガースにとって大いに頼りになるだろう。
今カードで訪れる倉敷は、上本にとって出身地から程近い場所。そして、プロ初本塁打を記録した思い出の球場でもある。7月4日には29歳の誕生日を迎える上本の打棒が火を噴き、猛虎の勢いを加速させてくれるはずだ。
※文章中のデータは2015年6月29日終了時点
月 | 打数 | 安打 | 得点圏打率 |
---|---|---|---|
3・4 | 18 | 4 | .222 |
5 | 12 | 3 | .250 |
6 | 13 | 7 | .538 |
※データは2015年6月29日終了時点