5/26(火)~5/28(木)は、阪神甲子園球場に東北楽天イーグルスを迎えての3連戦。
交流戦初戦となる今カード。昨年は惜しくも負け越したが、本拠地甲子園で勝ち越して
良いスタートダッシュをきりたい。
コボスタ宮城と甲子園で熱い戦いが繰り広げられた、昨季のイーグルス戦。
初戦は星を落としたものの、先発・メッセンジャーが8回まで無失点の力投。打ってはゴメスが2ランを放つなど、投打の助っ人が存在感を見せつけた。
続く2戦目は、鳥谷が2ランを含む4打点、梅野に2点適時二塁打が飛び出すなど、打線が11安打9得点と大暴れ。投げては、先発・藤浪が7回を1失点に抑える好投を披露。投打が見事にガッチリとかみ合った好ゲームだった。
舞台を甲子園に移した後の2連戦は惜しくも敗れてしまったが、大和が盗塁を決め、反対に梅野は相手の盗塁を刺し、この2連戦中に登板した救援陣は無失点リレーを見せるなど、内容的には決して負けてはいなかった。
昨季はイーグルス相手に負け越したものの、通算では22勝22敗とまったくの五分。力は互角と見ていいだろう。今季は交流戦の形式が一部変更となり、1カードが3連戦になる。交流戦最初のカードとなるこのイーグルス戦で勝ち越しを決め、良い流れで交流戦に入りたいところだ。
前述の通りイーグルスとの実力は伯仲しているため、いかに接戦を制するかがポイントとなる。その接戦にめっぽう強いのが今季のタイガースだ。2点差以内のゲームでは、15勝8敗と大きく勝ち越している。要因としては救援陣が多大な貢献をしていて、特にセットアッパー・福原忍の存在は大きい。
福原の代名詞といえば、やはりストレート。投球割合は毎年70%に迫るほどで、この割合は守護神・呉昇桓に負けるとも劣らない数字だ。その真っすぐを武器に、昨季は見事に自身初タイトルとなる最優秀中継ぎ投手に輝いた。
そして迎えた今季はストレートの威力がさらに増している。昨季と比べて被打率は低く、奪空振り率は高い。これはストレートが38歳にして進化していることの証しといえるだろう。
福原は2011年から4年連続で50試合登板を果たしており、今季もチームからの信頼は厚い。進化を続けるベテランが、交流戦でも相手打線を自慢の直球で封じ込める。
※文章中のデータは2015年5月18日終了時点
年度 | 打数 | 被安打 | 被打率 | 奪空振り率 |
---|---|---|---|---|
2013 | 110 | 30 | .273 | 6.8% |
2014 | 147 | 39 | .265 | 9.8% |
2015 | 30 | 6 | .200 | 12.0% |
※データは2015年5月18日終了時点