4/7(火)~4/9(木)は、阪神甲子園球場にベイスターズを迎えての3連戦。
昨季の対戦成績は16勝8敗と勝ち越したが、今季のベイスターズは油断できない。
甲子園での開幕カードを連勝で飾り、ペナントレースに弾みをつけたいところ!
気になるベイスターズ戦のみどころを注目データとともにお届けします!
昨季もベイスターズとの3連戦で迎えた甲子園開幕戦。3試合全てが終盤に1点差を争う試合展開の末、2勝1敗と勝ち越した。シーズントータルでは打線が平均得点4.5点と活躍し、投手陣の奮闘もあって結果的に対戦成績は16勝8敗。大きく勝ち越すことができた。
ところが今季の戦力に目を向けると、盗塁王の梶谷、開幕カードで2本塁打を放った4番・筒香、先発転向で大いに飛躍した山口らを軸に年々チーム力は高まっている。20代の主力が多いだけに伸びしろもあり、今季は油断のならない相手となるだろう。
負けじとタイガースも昨季は岩崎がベイスターズに対して2勝をあげるなど、新戦力が台頭してきている。レギュラー陣も若虎にポジションを奪われまいと、モチベーションは高まっているだろう。
2005年以来のペナントレース制覇を狙う今季のタイガース。昨季最も相性の良かったベイスターズ戦で、その足がかりをつくりたい。ベテランと若手の融合をファンの声が後押しすれば、勝利は一気に近づいてくるはずだ。
甲子園での開幕カードとなる3連戦。駆け付けたファンに向け、今季への意気込みの強さを示したいところ。そういった意味では、今カードで注目する選手は鳥谷敬以外いないだろう。
自己最高の打率.313を残した昨季は、オフにFA宣言。去就が取り沙汰された中で、チームの柱はタイガースへの残留を決めた。10年連続の全試合出場を果たした遊撃手の流失回避こそ、タイガースにとって最大の補強となったはずだ。
心機一転して臨む今季は1番打者として起用され、高い出塁率を武器に切り込み隊長を務める。ゴメスらの中軸につなげる仕事が求められている鳥谷は、ベイスターズに対し昨季打率.365と好相性だ。さらに得点圏では打率.435と素晴らしい成績を収めている。
ショートを守り、チャンスメーカーとしてのみならず、下位打線の走者をホームに迎え入れる任務を果たす。そんな縦横無尽の活躍をファンも求めている。ベイスターズ戦での鳥谷の働きぶりに、大いに期待したい。
※文章中のデータは2014年シーズン終了時点
得点圏 | 打数 | 安打 | 本塁打 | 打率 |
---|---|---|---|---|
あり | 23 | 10 | 0 | .435 |
なし | 62 | 21 | 3 | .339 |
TOTAL | 85 | 31 | 3 | .365 |
※データは2014年シーズン終了時点